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私の英語学習失敗談

  • 執筆者の写真: Yukari
    Yukari
  • 2024年11月28日
  • 読了時間: 7分

更新日:7月5日


ミーティングで説明をする女性

「英語を間違えたらどうしよう」

「不安で英語が話せない」

「相手の言っていることが聞き取れなかったらどうしよう」

「頭が真っ白になったらどうしよう」​


こういったお悩みがあって、「話したいな」と思っても一歩踏み出せずにいる方や、恥ずかしさが先に出てしまう方、たくさんいらっしゃると思います。​



話せるようになるには、「話す」が基本


テキスト・教科書を使って練習したり、アプリを使って単語学習したり、ということも大切ですが、英語が上手に話せるようになるには、やっぱり「英語を話す」ということをたくさんやっていく必要がありますよね。

…そういうことは、心の底では分かっているけど、でも躊躇してしまう...

そのお気持ちはよくわかります。

何しろ自分もそうでしたし、これまでたくさんの学習者さんを見てきました。


大丈夫です!私の失敗を聞いてください


私がこれまでサポートした方々で、一対一の学習相談者数は300人ですが、授業で教えた方を含めるとその数はとても大きくなります。

TOEICや英検は頑張れるけど、「話す」となると一歩が踏み出せない、そういった方はたくさんいらっしゃいます。

今回は、「私の英語学習失敗談」というテーマで、あえて私が失敗したこと・苦い思いをしたことを皆さんとシェアします。

私は今でこそ英語学習者さんをサポートする側に立っていますが、「失敗ばっかり」の英語学習の道のりでした。でも、「失敗」や「間違い」を繰り返しながら学習を続けたからこそ、英検1級に合格できた、今英語の先生ができている、ということをお伝えして、みなさんのそれぞれのステージで、1段階上に上がる、その一歩をお手伝いできたら嬉しいなと思い、あえて今日そんな話をしたいと思います。​


このテーマで話したいことはたくさんありますが、みなさんもお忙しいと思います。時間があったら単語学習10分してほしいと思うので、小さい失敗1つと、大きい失敗1つお話しします。​



小さい失敗


これは私の長い英語学習の道のりを考えると、後の方のことです。今だから言えますが、その時はとっても気が沈み恥ずかしかったのです。

英語の先生になって4、5年目くらいのことです。私の英語の先生としてのキャリアは、まず英会話学校の先生をして、ある大学に英語教員として数年勤務した後に、また違う大学に移ります。

その大学では、英語のネイティブの先生が10人以上いる部署で働いていました。英語の先生でノンネイティブは日本人の自分が一人です。他の英語の先生は全員ネイティブという職場でした。

「英語を話す」ということには慣れていましたが、英語ネイティブの先生がたくさん参加するミーティングで、英語の先生として自分の意見を言う経験がそれまであまりありませんでした。​


初めてのミーティングで、結構緊張していたのでしょうね。自分が思うことを話し始めるのですが、途中から頭が真っ白になって、「なんて言おうと思っていたんだっけ...?」と。本当に途中から何にも言えなくなって、言えたのはsorryぐらいでした...結構苦い経験でした。

今思えば、全然失敗とは言えないのでは、とも思いますが、その時はとても恥ずかしかったのです。


最初からうまく行かなくてもいい


新しいことをする時は、うまく行かないものですよね。

自分が失敗だと思っても、他の人は何とも思っていない場合もあります。

結局のところ覚えているのは自分くらいですよね。

だからみなさんも、最初からうまく行かなくてもいいのです。

練習をして、場数を踏んで、少しずつ上手になっていけばいいのです。


大きめの失敗


高校生の時に、イギリスに10ヶ月だけ留学をしました。中学校の時、確かに英語は好きだったのですが、「話す」練習というのをほとんどしていなかったので、イギリスに留学したときは、英語が全く話せませんでした

その状態で現地の公立高校に通って、現地の学生と一緒に学び始めます。イギリスの高校では、4教科を選択することになっていて、社会、地理、数学、デザインの授業を選択します。

当時は、「留学したら、3ヶ月くらいで相手の言っていることが分かるようになり、コミュニケーションが取れるようになるよ」と聞いていたのですが、クラスメイトや先生、ホストマザーとのやりとり、授業についていくことなどなど、目の前のことでいっぱいいっぱいで、他の日本人留学生と違って、「言っていることが分かり、話せるようになる」までに、私の場合は半年くらいはかかったと思います。


浴衣を作ることに


帰国する数ヶ月前に、デザインの授業自由制作の課題がありました。先生が私に、「日本の伝統衣装作ったらどう?着物とか?」と提案します。​


当時高校生の私は、着物を七五三でしか着たことがありませんでした。ただ、浴衣ならまだ馴染みがあるし、調べながらでも頑張れば作れそうだと思い、浴衣を作ることにしました。

反物を日本からわざわざ送ってもらい、インターネットで作り方を調べ、型を作ります。手縫いだったりミシンだったり、お裁縫のことは先生にならい、数週間かけて作ります。最終的に、様になるものができました(努力すればできるんですね、何事も!)。


展示会に作品を出すことに


作品が完成すると、先生からクラス全体に向けて展示会の説明がありました。クラスのみんなが作ったものを展示する。展示会の日はいついつで、という話をするんです。​


いよいよ、一生懸命作成した浴衣をお披露目する、展示会の日が近くなります。展示会を直前に控え、先生が私に話しかけます。「場所と時間、分かってるよね」と言うんです。私は「はい、分かってます」って言うんですね。​


当日です。学校に来ました。誰もいません。私はてっきり学校で一度集合して、みんなで行くと思っていたのですが、現地集合だったのです。そう気がついて、それらしい建物を探しますが、分かりません。当時は携帯電話を持っていませんでした。​


家に帰ると、先生がホストマザーに電話を入れていて、ホストマザーにも怒られるし、情けないし...

一生懸命作った浴衣を、イギリスの人に見てもらいたかった。展示会にいたかったと思うと、悔しいし、情けないし...​


これはとても苦い経験となりました。


この経験が私の糧になる


でも、今、英語を学習している方をサポートする側になって、これまでのそういった小さな失敗も大きな失敗も、あってよかったとも思えるようになりました。

私のオフィスに来て、英語学習を進める中で、間違ったり、失敗したり、恥をかいたりして、辛い思いをしたり、泣いてしまう方もたくさんいました。私はそのお気持ちがとてもよく分かるから、お一人お一人に寄り添えるし、一緒に乗り越えたいと思えます。​


何しろ、「私もっと大きい失敗してるよ、悔しい気持ち分かるよ、大丈夫よ」と、言えるから、私の苦い経験も無駄じゃなかったと思うわけです。​


もっとありますが(笑)、また別の機会にお話しします。


大丈夫です、間違えても。


これを読んでくださっている方の中にも、​


「英語を間違えたらどうしよう」

「不安で英語が話せない」

「相手の言っていることが聞き取れなかったらどうしよう」

「頭が真っ白になったらどうしよう」

と思って、英語が話せない、会話の中に入っていけない、という方もいらっしゃると思います。

でも、そんな方にお伝えしたい。

​​最初からうまく行かなくてもいいんです。

練習をして、場数を踏んで少しずつ上手になっていけばいいのです。

間違えてもいいのです。(他の人は皆忘れてしまいます!

繰り返しトライすることによって、ちょっとずつうまくなっていきます。もっと、どんどんトライして、英語力を上達させましょう。「英語が話せる」を1段階上に上げましょう。

このメールが次の一歩を踏み出す勇気になれば、とても嬉しく思います。

今日も、目標に向かう行動を1つ実践しましょう。





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