英語力は行動力?
- Yukari

- 2024年11月5日
- 読了時間: 5分
更新日:7月5日

このブログでは、「読むだけで英語学習に前向きになれる」をテーマに、みなさんが少しでも前に進める、そんなお話しができたらいいなと思っています。
恥ずかしくて話せなかった英語
私は今でこそ、英検1級、TOEIC985点という英語力を保持していて、大学でも11年間英語を教えたり、英語学習者を個別にサポートしたりするお仕事をして、現在英語コーチとしても活動していますが、最初から英語が話せたわけではありません。
中学生の時、ALTの先生が何度か学校に来てくれましたが、話したいと思いながらも恥ずかしくてあまり話せませんでした...
英語が話せるようになったのは、高校生の時のイギリス留学がきっかけでした。もちろん、その時に高い英語力が身につけられたか、というと、そうではありません。あまり戦略的に学習する・習得するスキルを持ち合わせてもいなかったし、器用な方でもなかったからです。
でも、「話す」というたくさんの練習を通して、その後だんだんと成長しつづけたというのは事実です。
転換期は20歳の時
帰国しても大学進学は考えていませんでした。専門学校に通って、日本語の先生になりたいと考えていたからです。そんな自分は、あることをきっかけに高校3年生の途中で大学進学を決めました。
大学に入った時には、全てのことを吸収したいという意欲を持って勉学に励みました。私よりも遥かに勉強ができるのに、経済的な事情で進学できなかった友人がいたからです。授業は一度も休まず、予習も復習もしました。とにかく、学べることを一生懸命学びたいと思っていました。
大学の最初の2年間は英語の授業を避けていたと思います。大学入試のための英語の授業に疲れていた私は、違うことがやりたかったのです。英語学習は独学で続けていましたが、大学では中国語を外国語科目に選びました。
実践的にもっと学びたいと感じたのは、大学2年次が終了しようとする春休みにインドに一人旅行したことがきっかけです。20歳になって、人とは違ったことに挑戦したかったのです。
インド国内では20以上の言語が話されています。英語もそのうちの1つ。英語力は人それぞれですが、私が旅行する中で接した人は、ほぼ全員ある程度英語が話せていました。その時に、英語を使えるという利点と、英語学習の意義を再度感じたのです。
迷いに迷いながら、ドキドキしながら...
大学に戻った私は、英語の授業の中でも実践的に学べる科目を選択しました。その時教えてくださった恩師が、英語のセミナーやワークショップ、講演会などを積極的に主催される方で、私も先生のお手伝いをするようになりました。英語のイベントで司会をしたり、講演会の講演者の通訳をしたり...
もちろん淡々とできたわけではありません。引き受けるのも迷いに迷って、引き受けたはいいものの、イベント当日が近づこうものなら、ドキドキ落ち着かなくなります。
失敗したらどうしよう、恥をかいたらどうしよう、批判されたらどうしよう、と不安でした。
背中を押してくれた一言
でも、皆が断ることに対して、先生が言ってくださったことがあります。
「やらないという理由はいくらでも思いつく。あなたを止める人はいない。」
先生は数年前に他界してしまいましたが、今までこの言葉に何度も救われました。
自分が成長する小さなチャンスというのは、毎日の生活の中でたくさんあるはずです。
そして大きなチャンスも。
今までやったことがないことに対しては、不安や緊張などがつきものです。できれば避けたいというのが、人の真理だと思います。
海外の大学院なんて無理!
私は、大学3年生の時に、それまでの大学での常勤のお仕事を退職されて、非常勤で私の大学に教えに来てくださっていた先生と、言語学についてたくさん話す中で、もっと学びを深めたいと思うようになりました。
その時に先生がおっしゃったのは、「この分野を学びたいのなら、アメリカかイギリスの大学院を考えるべき」ということでした。
元々大学に進学しようとも思っていなかった自分が、大学院なんて...
しかも、海外の大学院なんて、無理。
これが私の最初の答えでした。
始まりはいつも小さな一歩
でも、その後考えてみたら、やっぱりその分野が学びたかったのです。自信なんて全くありませんでしたが、まず海外の大学院進学について、調べることから始めました。
成功するかどうかわからない。でもやってみよう。
そう思って、留学フェアに参加したり、イギリスの大学に問い合わせてみたり、ブリティッシュカウンセルのイベントに参加したり、行動しました。そしてイギリスの大学院に進学します。
「行動」が「出会い」につながり、
「出会い」が「気づき」や「学び」になった
その後、英会話学校に願書を送ったのも、ダメもとで大学教員の公募に応募をしたのも、不安ながら学会で英語のプレゼンに挑戦したのも、英語で論文を書いたのも、
今の英語力につながるのは「行動」でした。行動がなければ「出会い」もなく、今につながる「気づき」や「学び」もありませんでした。
小さい行動の積み重ねが大切
それは、自分が今までサポートしてきた生徒さんについても言えます。
英語で話したことがない、恥ずかしい、不安、という気持ちを乗り越えて、話せるようになった人は行動に移す人でした。
みなさんは、今どんな未来を実現したいですか?何をやってみたいですか?
どうすれば最初の1歩が踏み出せるのでしょうか。歩み続けることができるのでしょうか。
大きな行動から始めなくても大丈夫です。どんな大きな変化も、小さい行動の積み重ねです。「やりたい」と思っていることを、誰かに話したり、調べてみたり、ノートに書き出してみたりすることから始めませんか。
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