日本と違う?ウェールズの学校教育が面白い理由
- Yukari

- 11月18日
- 読了時間: 4分

こんにちは。
英語塾スタディサイト主宰
英語コーチのゆかりです。
少し前のメルマガで、
イギリス・ウェールズの学校教育が
日本と違っていて面白い、
というお話をしました。
今日は、実際に
うちの子どもたちが通っている
ウェールズの小学校での学びについて、
お話ししたいと思います。
教科ごとではなく「プロジェクト」で
学ぶウェールズの学校教育
ウェールズでは少し前に
教育カリキュラムの改訂があり、
低学年の子どもたちは
従来のように「国語」「算数」
といった教科ごとに学ぶスタイルから、
プロジェクトを中心とした
総合的な学習
が導入されました。
たとえば、
「食べること(Food)」という
テーマを通して学びます。
「食と健康」をにまつわる
本を読んだり、文章を書いたり、
計算をしたり、
話し合いをしたりしながら、
ひとつのテーマを多角的に
掘り下げていくんです。
そういえば、去年は「ハチ(Bees)」を
テーマにしたプロジェクトがありました。
(私たち夫婦は体調を崩してしまい
参加日に行けなかったんですが😭)
ハチがどんなふうに働いて、
私たちの生活にどう関わっているかを
本を読んでまとめたり、絵に描いたり。
1つのプロジェクトを通して
読み書きの力をつける。計算をする。
コミュニケーションスキルを磨く。
まさに「読む・書く・話す・聞く」が
自然とつながる学び方です。
「読む力」は少人数制でじっくりと
もうひとつ印象的なのは、
リーディングのサポートが
とても手厚いこと。
子どもたちはそれぞれの
レベルに合った教材を使って、
少人数グループで「読む練習」を
していきます。
毎週、自分のレベルに
合った本を1冊持ち帰って、
家で読み進めていくのですが、
それを週に1回くらいのペースで
先生や上級生がチェックしてくれて、
読めるようになったら次の本へ。
双子の息子たちも、
同じ日に生まれたけれど
読むスピードは全然違っていて、
それぞれのペースで学べるのは
本当にありがたいなと思っています。
長男も、引っ越してきたとき、
最初はまったく英語が
読めなかったんです。
(まさにアルファベットからです!)
少人数のグループで
自分のレベルに合わせて
進められたおかげで、
少しずつ読み書きが
できるようになりました。
1年半ほど経ちますが、
今は、パソコンを使って
長い文章も書けるように
なりました。
「英語学習」にも通じること
日本の学校のように、
全員で同じ内容を
同じペースで進めるわけではなく、
それぞれの子どもに合わせて
「今できること」からスタートする。
このウェールズの学び方は、
まさに英語学習にも
通じる考え方だなと思います。
私自身、
イギリスの大学院で学ぶ前に
受けた語学研修でも、
同じようなプロジェクト型の
授業を経験しました。
自分の興味あるテーマに
ついて英語で資料を読み、
考えをまとめ、レポートを書き、
プレゼンで発表する。
その中で、「読む・書く・話す・聞く」が
すべてつながっていったんです。
一つのテーマを通して
深く学ぶことで、
英語が“点”ではなく“線”でつながる。
この体験は、
今も私の英語学習観の
土台になっています。
学び方に「正解」はなくても
日本とウェールズでは、
教育の形はまったく違います。
どちらにも良さがあります。
何より大切なのは、
その子に合ったペースで
学べることだと感じます。
英語も同じです。
「周りと比べず、その時々で
自分に合った学習をしていくこと」ことが、
大切なんですよね。
今日も最後まで読んでくださって、
ありがとうございます。
あなたの学びが、
自分らしく続いていくもので
ありますように。
ゆかり
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