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【英語学習】テストと実践のバランス

  • 執筆者の写真: Yukari
    Yukari
  • 2024年11月20日
  • 読了時間: 5分

更新日:7月5日


本を読む女性

英語力をつけたいから、英検の勉強から始めよう。TOEIC対策から始めよう。

いやいや、テスト対策しても使える英語は身に付かないよ。

えっ、TOEIC対策、英検対策しても英語力は上がらないの?

みなさんもこのように感じたことはありませんか?

少なくとも、私も、私たちがこれまでサポートしてきた多くの英語学習者さんも同じように感じたことがあります。​



そもそも英語学習に「テスト」って必要あるの?


なぜ、今回こんなテーマを選んだかというと、実際、私自身が「実践とテスト」の間で悩んだ経験があるからです。

私が英語を学び始めたのは、中学生の時です。​


公立の中学校で英語を学び始めた私にとって、「英語のテスト」というのは、常に英語学習の中に含まれるものでした。時々ですが、学校にALTの先生が来てくださり、先生とクラス全体で行う「コミュニケーション」の時間もありました。でも、実際は英語のテストでいい点数が取れても英語が話せない状態というのが数年続きました。​



サバイバルだったイギリス留学


本当の意味で「話せる」と実感できるようになったのは、高校の時のイギリス留学がきっかけです。「話せないまま」イギリスに着いた私は、公立高校で現地の学生と一緒に授業を受け始めます。​


もちろん、授業にもついていけず、先生や他の生徒、ホストマザーとのやりとりは、「知っている単語」と「身振り手振り」でなんとか伝える、というサバイバル状態でした。

「留学したら、3ヶ月くらいで相手の言っていることが分かるようになり、コミュニケーションが取れるようになるよ」、と聞いていましたが、クラスメイトや先生、ホストマザーとのやりとり、授業についていくこと等、目の前のことでいっぱいいっぱいで、他の日本人留学生のように「言っていることが分かり、話せるようになる」までに、私の場合は半年くらいはかかったと思います。

ありがたいことに、先生やクラスメイトも気にかけてくれ、お友達がたくさんできたことで、日常の中で「話す練習」がたくさんでき、徐々に話せるようになりました。あともう少しイギリスにいれば、もっと話せるようになるのに、というところで帰国をしました。​



試験対策中心の学習に疑問


日本の高校に戻ったら、英語学習を続けてもっと話せるようになろう、と決意して帰国しました。英語が話せるようになったと言っても、日本の高校で英語の授業を受け始めると、文法の間違いがたくさんあり、発音も上手と言えるものではなく、英語を磨いていくには「多くの課題」が見えてきました。​


最初はそういった「気づき」が楽しかったのですが、だんだん英語の授業も「試験対策」中心の授業となり、高校3年時には「大学入試のための英語学習」が本格化して、「何のために英語を学ぶのか」と疑問を抱えるようになりました。

みなさんの中にも、実践的な英語を学ぶということと、英語の試験対策という2つの間で揺れている方や、実際に苦戦している方もいらっしゃるかと思います。

私は今まで、英語学習者として自分がそう感じたこともたくさんありましたし、英語の先生として学習者をサポートする中で同じような疑問や、悩み、不安を抱えている方と接してきました。​



「実践」なのか「テスト」なのか


英語コーチも私たちのように「実践」をメインとしている方たちがいて、一方で「テスト勉強」をメインにサポートしている方など、たくさんいらっしゃいます。

世の中には、いろんな英語の先生がいて、TOEICや英検のテスト勉強なんて無意味だ、という方もいらっしゃいます。​


確かに、私も英語のテストで苦い思いをした経験はあります!(たくさん!)

「英語が使えるようになりたい」という目標があるのなら、実用的な英語の学びを中心にした方が、目標・目的を見失わずに学習ができますし、その分目標・目的も達成しやすくなる、というのが、私の基本姿勢です。


テストは本当に無意味なのか


でも、私は英語のテストが無意味だとは思っていません


活用の方法によっては、英語力を底上げしたり、新しい扉を開いてくれるものだと思うからです。

また、実際にテスト学習・対策をすることで、それまで出くわすことのなかった単語や表現に出会えたり苦手なスキルや力を補うこともできます。(私の場合、語彙力はTOEIC対策と英検対策が引き上げてくれました。)

​​


バランスよく学習するには


じゃ、どうすれば良いのか。

具体的には、学習期間を区切って、この期間はこういった実践的な学習をする、この期間はテスト対策をする、のように、1ヶ月から3ヶ月のスパンで期間を定めて集中的に学習するのが良いと思います。

特に、経験上、テスト勉強は期間を決めて集中的に行う方が、英語を効率よく学べて、結果も出しやすいと感じています。​


私も実際に英会話レッスンを受けていた時期が数ヶ月あって、そのあと数ヶ月試験対策をする、という風に期間を区切って学習していました。そうすることで、メリハリを持って学習することができました。​


みなさんは今どんな英語学習をしていますか。「なりたい自分」「叶えたい未来」を想像した時に、どういった学習を「中心」にしていくのが良いと思いますか?​


その答えは人それぞれだと思います。


今回の話が、少しでも参考になれば嬉しく思います。




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