2025年は「もっと英語が話せる自分」に

Yukari
1月8日
読了時間: 6分

更新日：7月5日

このブログでは、「英語をもっと上達させたい」「もっと上手に話せるようになりたい」という方のために、言語学習者として学んだ経験や、英語学習を支援する立場から役立つ情報やアドバイスをシェアしています。

大人の学び直し英語

学校で英語を学んだきり。でもあることをきっかけに、また学んでみようと思った。

学び直し英語。一度はトライしてみたけど、うまく行かなかった。

このままの仕事で良いのか疑問。英語が話せたらもっと選択肢が広がるのに。

今回は、学校教育で英語を学んだ社会人の方が、英語学習を再開する時に、どういったポイントを抑えて学習をすれば良いのかについて、私の経験からお話しします。

遠回りした英語学習

私は今こうして英語コーチとして英語学習者をサポートする立場にいますが、最初から英語ができたわけではありません。

中学校の時、確かに英語は好きでしたが、学びの中心は単語学習や長文読解。話す練習はあまりしたことがなかったので、英語を話すことはできませんでした。

高校生の時にイギリスに10ヶ月留学をし、ある程度話すことはできるようになりましたが、発音も文法も、語彙力も多くの課題を残したまま帰国をします。

高校の英語の授業で文法学習をすると、自分が理解できていない項目が多く、理解できていたとしても話す時に間違えてしまう、ということをずっと繰り返していました。

そして、だんだん高校の授業も、周りの学生も大学入試のための英語学習が中心となり、「英語が使える」ことよりも、「テストに合格する」ための学びへとシフトされていく様子をみて、何のための英語学習なのか、疑問に感じる毎日でした。

英語ではなく、中国語に挑戦

大学に入学すると英語から少し離れます。その頃には「英語の授業」に疲れていたのだと思います。ただ、英語自体は好きだったし、もっと上手になりたいと思っていたので、独学で英語の学習は続けていました。

大学では、外国語の授業を受ける必要があったので、中国語を選びました。中国語はそれまで学んだことが全くなかったので、全て一からの学習でした。幸いにも、中国語の先生が「発音」に厳しい先生だったので、授業でも音の学習から入りました。

それまでの英語の学習と比べて、別の言語を一から学習することは、私にとってとても新鮮であり、楽しく感じました。

外国語学習がまた楽しくなった私は、授業で学んだ単語や文章をそのままにせず、たくさん「吸収」するつもりで、予習と復習を行いました。

英語学習の経験を活かして

中国語と日本語は音声面でとても異なる言語なので、教科書についているCDを、当時持っていたiPodに入れて、学校の通学時間を使って聞いたり、家で発音を真似てみたりしていました。

中国語と日本語は表記も違います。漢字を見てなんとなく意味の分かるものも確かにありますが、やはり違いはあります。学生でありながら何となくですが、読む・書く・聞く・話すという力を総合的にに身につけるのが良い、と感覚的に思っていたのです。

とりあえず、最低限授業で習ったことは、文章を読んで書けて、言えるようになろうと、「音読筆写」（声に出しながら文章を写し書きすること）をして練習しました。

そうやって、反復学習や音読学習などを学習開始初期の段階で取り入れることで、英語を学習したときよりも早いスピードで中国語を上達させることができました。

反省点も...

しかし残念ながら、日本の普段の生活で中国語を使う機会というのはあまりなく、もっと工夫をして機会を作り出せばよかったな、と思います。

大学生の時、アルバイトをして貯めたお金で中国に旅行にいったことが２回あります。その時の滞在で、「中国語が話せる」を実感できました。空港はホテル、レストラン、観光地では、積極的に中国語を使うようにしました。簡単なフレーズだったり、2〜3文のやり取りができ、とても嬉しく感じたのを覚えています。

この経験から...

今まさに「英語を学び直して話せるようになろう」と努力されている方とって、参考になれば良いな、という点が２つあります。

１つ目は、発音の学習や音読は必ず行ってください。初期の段階で発音を丁寧に学習しておくことと、繰り返し真似をすることが「話すこと」の基盤となります。そして、文章を使って音読練習をすることで、イントネーションや発音が強化され、また、耳と口を使うことで単語や文型が記憶に残りやすくなります。